Live at “Porsche”

Released on February 22, 1999

Live at "Porsche”

1998年12月、山口のライブハウス「ポルシェ」で収録されたライブCD 「Live at porsche」

収録曲
1 Natural (20:31)
2 Destiny (18:23)
3 So-Sun (20:10)
Sun Ship
並木 崇 Takashi Namiki:Alto&Soprano saxohone
村上俊二 Shunji Murakami:Piano
川崎 聡 Satoshi kawasaki:Bass
高山昌一 Shyoichi Takayama:Drums
1998年12月22日、山口のライブハウス「ポルシェ」で収録されたライブCD「Live at porsche」
最後の曲(CDでは1曲目)Naturalでは収録のためサックスにつけられたマイクのシールドを並木は勢い余って踏み抜いてしまい、それでも音楽は疾走し続けるサンシップの様子が残されている。
またこの時のドラマー高山昌一。現在はSunShipを退団しているため、もうライブでは聴くことのできない貴重な一枚。

 

 

ライナーノーツより

この作品は山口市のジャズライブハウス 「ポルシェ」で収録されたものの中から、 3曲をピックアップした。

サンシップは97年に結成されたノーリーダーバンド。 交代でその日のMCを決め ているようだが口下手なので、 ステージでは曲名とメンバー紹介の最低限のことしか言わないのが常である。

1曲目は、 サンシップの最近のライブでは定番曲で、 徐々に高まり終わりのない高 揚感に変化するアドリブを存分に楽しめる。 たいていこの曲は、2ステージライブで あれば1ステージ目か2ステージ目のラストを飾ることが多い。 収録当日もこの曲は一番最後に演奏されている。

2曲目 「ディスティニー」は、1曲目 「ナチュラル」 と並び最近のサンシップの定番としてよく演奏されている。 村上、 川崎、 高山の3人が一丸となって、守るように、押し上げるようにバッキングし、そこに並木の繊細に変化するアドリブと、哀愁と艶を併 せ持った音色が沁み入る。 曲の持つイメージにいろんな微妙な感情の要素を表現に加味できるのはサンシップ4人の良さでもある。

3曲目は、サンシップの活動開始以前からの村上のオリジナル曲。 サンシップのメンバーが全員参加していたバンド 「MIKARAM」で、活動を共にしていたギタリストの宗隆 (そう・たかし)さんをイメージして作られたものだ。 しかし残念ながら 「宗さん」はこの収録のわずか15日前に他界されている。

サンシップは一曲の演奏時間が長く、1時間のステージでは3曲構成になること が多い。曲順は変えてあるがほぼ1ステージ分を体験出来る。 長らくCD化を待ち望んで下さった多くの方々、普段ライブには来れないけれどサンシップライブを体 験したい方々にも、こういった形でお届けできて本当に良かったと思っている。最後になったが、今回ご尽力いただいた方々に心から感謝の意を述べたいと思う。

1999.2.22. 村上 由佳

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