スタジオ録音を終えて

レコーディングを終え、日を改めて打ち上げとインタビューを兼ね商船大学近くの居酒屋に集まったSun Ship。インタビュアーはSun Shipのプロモーションビデオを手がけた藤村さんです。

スタジオ録音を終えて

藤村 初めてスタジオ録音やったじゃないですか。 率直にどうだったですか?

川崎 楽しかったー。 ベースが特殊だった。 ブースに入ってあれでねすごい面白かった。ほらライブだとごっちゃになって自分の音も聴けないしイマイチ分離しないし。

藤村 やりにくかったんじゃないかと思ってたんですけど。

川崎 やりやすかった。

村上 やりにくかった(笑)。

川崎 (笑)すごいやりやすかった。 いっつもあれでやりたい(笑)。

並木 じゃ、ブースに入ってやってもらおう。

藤村 毎回(笑)?

並木 ライブのたびにブースを用意して(笑)。

村上 あれだよねー、人を見ながらやってるから、俺はやりにくかったんだ。

並木 あ、そーだよね。村上さん所からぜんぜん見えないし、僕はね、川崎君がふっと顔出してくれるんですよ。位置もありますよね。

村上 じきなれたけど、最初違和感があったねー。

藤村 率直に上がったモノに関してどう思ってます?

並木 イエイ!ヨシ!と。最高の出来です。正直、イイも悪いも実力どおり(笑)。嘘偽りはございません(笑)。

川崎 もうちょっと飲んだらいいねぇ(笑)。

並木 マイナスの方にいかないように、明るく飲まないと。

北村 ・・・学生の頃の苦労わかります?もっと(並木さんは)テンション高かったですよ。ファイアーですからね。

並木 最近は、下のほうに向かう癖がついちゃってですね、昔は飲んだら飲んだだけ上に行ってたんだけど。

藤村 みんなそれぞれの、この曲はベストテイクだぜ!みたいなのあるんですか?それとも全部いい、ってかんじ?

並木 いやそれぞれにあると思う。

北村 全体的に並木さんカッコ良く録れてますよねー。

川崎 藤村さん的にはどうなんです?ライブと比較して。

藤村 違いますね。なんか、パキッとしてますよね。整った感じが。

並木 やっぱ、レモンぐらい入れなきゃ。梅じゃだめよ、梅干つぶしてたんじゃ(笑)。

藤村 どうですか。お気に入りの曲ってあります?

北村 僕は、「Memories Seen ~」が一番いいです。何でかって言うと、ブラシの音って、あんなに拾えないんですよ。ライブ録音では。それがちゃーんと入っていて・・・。

川崎 最後の音がね、レコーディングだと。

北村 そうそうピアニシモくらいの音でもきっちり録ってくれてるんで、あーこんなことやってたんだ、オレ、って。だってやってる時には頭がぽーっとなっちゃってるから、感情に任せて演奏してるじゃないですか。

並木 (笑)あのね、こういう後輩持つと大変なんだ。

藤村 おれもあれのベースのソロが泣けますね。鳥肌立ちますね。

並木 「Memories Seen ~」ね。川崎君のバラードはすごい。

北村 すごいいいですよね。普段聞こえない音、細かーい音まで聞こえてくれているから、一緒にステージにいても聞こえない音まで拾ってくれているんで、びっくりしましたよ、やっぱり。CDになってみて初めて、みなさんこういうことやってるんだ、って。

並木 そういうことがあるから、レコーディングを重ねていくと、細かいところまで考えた演奏が・・・。

(一同、噴出しついに笑い出す)

並木 笑うところか~?

川崎 (笑)・・・でも実際そうだよ。

並木 何度もやったら、実際つぎつぎと・・・。

川崎 あれ、上手くなると思う。

並木 ・・・レコーディング慣れがしてくると思う。ライブとはまた違って。さん、ハイ、でやるのは一緒なんだけど。

藤村 ライブって、なんか勢いっていうのがあるじゃないですか。ぐわーっとした。

川崎 やっぱ、それが、軸、だよね。

村上 ライブはライブのよさがあるし、それもCDに入れたいね。

並木 ライブレコーディング。

村上 というかね、ライブレコーディングもやりたいし、スタジオレコーディングで、スタジオレコーディングの良さと、ライブレコーディングの良さと両方が入っていればいい。

川崎 要するに、ライブレコーディングじゃないの?

村上 いい音のライブレコーディングか、あるいはスタジオレコーディングか、ライブのような演奏とか。

藤村 スタジオにお客さんとか中に入れちゃって、それで録るっていうのはどうですか。もう、終わるまで止めない。聴かない。今回は、1曲やってじゃ聴いてみようか、って、だから盛り上がって止まって、ってそうじゃなくって・・・。

並木 ・・・何曲か決めておいて?・・ああ、それじゃライブに近いね。

藤村 それで編集してこれはカットとか。

並木 ・・・あとでやればいい?

藤村 ええ。

並木 それはオレも思った。

川崎 そうやってやるのはひとつの手だよね。

(北村君トイレへ。)

村上 録音してるんだよ(笑)。

藤村 (笑)大丈夫っすよ。

北村 (マイクに近づいて)ドック失礼します。

(全員が席を立って北村君を移動させる)

並木 (笑)商船大ではね、トイレのことをドックというんですよ。

藤村 ドックですか?

並木 船をね、ドック入りさせるでしょ。トイレ行くときにドックに失礼しますって言うんだよ。で、体調整えてきて復活するっていう意味がある(笑)。