「トリオトランな夜」2001.4.30.白夜の国ノルウェーから初来日の、トリオトランとのライブ報告。

前日から雨が降り続いて、これは客足がどうかなあ、と思った。一週間前から、天気予報とにらめっこの日が続いていたのだ。
お話をもらってから、実際のところは、いつものお客さん、知人友人、果ては私の職場の社長まで声をかけてご協力をお願いし(社長、済みませんでした)、ここまでで果ててしまい、一般の方々にお知らせする時間も暇もない状態での当日を迎えることとなってしまった。あ~・・・。
トリオトランは、ヘルゲ・リーエン piano、トルベン・スネッケスタ Sax、ラーシュ・アンドレアス・ハウグ Tuba、という構成、4/24~5/8の来日中、3度のライブが予定されていた。
一つ目は、4/26welcome-backで、足立宗亮さんGuitar、壷井彰久さんViolin、一噌幸弘さん笛、という構成の「AUSIA」というバンドとのジョイントライブ。これもなかなか興味深い取り合わせだ。
二つ目は、千葉の成東市でのコンサート、そして三つ目が、4/30welcome-backで、Sun Shipとのジョイントライブ、という段取りだった。
彼らはwelcome-backのライブは二度目ということになるので、幾分事情がわかっていて、当日も大使館担当者のアテントなしで行かせるという話だった。
大丈夫かな、と心配していたら、前夜に店のスタッフから電話があり、用件は午後4時半の入り時間の確認だったのだけど、その際、スタッフから、トリオトランは2時半に店入りしPAなしで音を出したいと言ってきた、と聞かされる。
ああ、そうか、ホテル泊まりだし、音を出す場所がないし、大変だなあ、と思った。
むむ、向こうさんも気合十分、ってとこかな・・・。
4:30、店に着く。やってるやってる。トリオトランは音を出していた。
でけーー。ピアノと、チューバの彼は、村上よりひと回りもふた回りも体の幅がある。(ちなみに村上の体重は90キロを超えます)
サックスの彼は、スリムだが高い!一体何センチなんだ?
welcome-backのマスターが、私たちの到着を彼らに伝え、紹介してくれた。
私たちは英語はあやしいので、通訳助っ人として、若くてかわいいUさんを頼んであった。
Uさんは、村上が某楽器店で教えているジャズピアノの生徒さんだが、留学経験があり英語はばっちり。たまたま店頭で英語の先生の募集を知り、かくして現在は英語の先生、という彼女なのである。
さて、ここからUさんの助けを早速借りるか、と思いきや、村上がでかい声で、単語同然の英語で私たちを一人一人指差しながら紹介し始めた。彼らには通じたらしい。私のことを「ワイフ」と言っていた。堂々とやっている村上に私は目がテン、になった。
村上が英語(と言えるかどうかは疑問だけど)を使って外人さんと話すのを、20歳から37歳の今日まで一緒にいて、初めて見たのである。
村上というやつは、私が言うのは変かもしれないけど、まだまだ私の好奇心をそそる物を持っている。まったく、変なやつだ。毎日見ていて、まったく、オモロイやつだ。そう思ったら笑いがこみ上げてきた。
しかしこの後、いわゆる逆リハで開始することなど、込み入った話はさすがにUさんに通訳してもらった。すごいもんだ。彼女は本当にばっちりの英語だった。このうえ、にこにこと非常に笑顔が良い。若いっていいなあ、と思う。
サックスのトルベンに身長を聞いたら、197センチ、と答えが返ってきた。私と川崎とハルちゃん(川崎の奥さん)とで「ひえ~」と驚きの声が改めて出た。
Sun Shipの面々は格闘技ファンで、折りしもK-1の試合をテレビで見たばかりだった。「レバンナより高いよね」「高い、高い」私たちはそんな風に話した。
Sun Shipと、トリオトランのCD、そして今回特別にWaniJazzBookの販売をする予定だった。
ワニジャズブックとは、小さな小冊子で、ジャズを聞いてみない?といった気軽な感じで作られたもの。
Sun Shipのお客さんで、私の玉一蓑(Sun Shipとその関係の仲間のライブ告知を兼ねたフライヤー。ペーパー版と、ネット版がありペーパー版のみ挿絵や写真が入っています)にも挿絵を頼んだりしていたnagataちゃんが、nagataちゃんの周りのジャズ好きな仲間と作った小冊子だ。なかなかしぶい表紙もぐっと来る。一ページ、一ページ、好きなCDやレコードのジャケットに、文章が添えられ、とてもおしゃれで、いいかんじ。気軽ないざないの中にも、ジャズに対する思いが、文章の間にも現れている。そして、最後のほうにnagataちゃんの文章が載っていた。
読んでみて、nagataちゃんが私たちになかなか見せようとせず、恥ずかしげに渡した理由がわかった。
これはSun Shipの事だ。
Sun Shipとその周辺の仲間達との出会い、それをきっかけにジャズにはまったことなんかが、素直でみずみずしい文章で書かれていた。そして、そのnagataちゃんが、仲間とこんな風にジャズを聞く人を増やそうとしている。そのことが、とっても感慨深い。
「なんだよう。こんないい文章書けるなら、挿絵じゃなくて、玉一蓑に書いて欲しいくらいなのに」
私は思わず叫んだほどだ。ちくしょー。
今日スタッフとして手伝ってもらうハルちゃんと私とで、客入れの際出来たてほやほやの玉一蓑を配る。
オープニングには、渡辺隆雄tpが「ピカイヤ」というユニットで最近出したCDをかけてもらった。ナベちゃんを知っているお客さんにも、好評。Welcome-backのマスターからも「いいですね」と言われ、「前に一緒にバンドやっていた仲間なんです」というと「今度ぜひ紹介して」と言われた。ほほう、これは、ナイスな流れ。
今はなくなってしまったお店赤羽「ミスティ」のお客さんたちや、nagataちゃんのワニジャズブックの仲間達も来て下さり、会場は満席。会場全体が興奮していた。
私が軽く挨拶して、そこでSun Shipの登場!幾分緊張の面持ち?マイクを持った村上が挨拶しようとすると、マイクがオンになっていなかった。あれ?と村上がマイクを見て、出した第一声が、
「あぁー、出た出た。」お客さんは一斉にコケた。
Sun Shipはもちろんバリバリの演奏だ。
川崎君も汗かきまくり。ベースが汗で濡れているのが遠くからでもライトの反射でわかった。
おお~並木君も飛ばしているぞ。
●1st (SUN SHIP)今日の選曲はたまたますべて村上のオリジナルでした。
Mother’s day
Tomorrow
The last eagle
Natural
30分の休憩を挟み、今度はトリオトラン。
日本のお客さんは優しい。遠くから来たトリオトランを皆、笑顔で受け入れていた。これがまた、私には嬉しかった。
片言で話してくれた日本語にも、暖かい拍手が何度も起こっていた。
透明感のあるサウンド、ボイスも入ったアレンジ、聞き手に、何やるの?といった、わくわく感を持たせるところがあって、上手だなあ、と思った。
男前三人なのが、ちと、くやしい(うちも負けんぞ。・・・あれ、違う?)。
●2nd (Tri O’ Trang)
Free improvisation / by Tran’
Cobra / by Torben not “Beethoven”
Liker / by Lars
Fenkantgeneralen / by H.Hartberg
Ferdig / by H.Hartberg
Rutta tut / by Helge
Funky farmer / by Helge
Milongel del angel / by Astor Piazzolla
Arpeggioking strikes bad / Lars
Encore
L.A. Pop / Lars
ライブは大盛況。拍手もすっごく多くて、トリオトランも嬉しかったのでは。
私は帰るお客様一人一人、にこにことお帰りいただいたのが、嬉しかった。
Welcome-backのマスターは上機嫌で、控えでウイスキーらしきものを飲んで真っ赤になっていた。マスターが飲んでるのは初めて見た。有難うを連発して何度も繰り返し握手を求められた。
トリオトランは「アリガト、アリガト」と言い、私たち全員、一人一人握手して別れた。
帰りに、私の昼間勤めている会社の社長に、村上が「社長どうすか、CDおひとつ!」なんて、勧めている。
??
社長と村上はちゃんと会うのは今日が初めてのはず。随分親しげじゃないのよ。どういうこと?
後で、「いつ挨拶したの?」と聞いてみたら、
「トイレに入っとってな。大、のほうで」
「え?」
「コンコン、とノックする人がおって、出てみたら社長で、どうもお世話になっております、と・・・。
おれ、あんな社長好きなんよ。」
「でー!トイレで出会い頭かい!!」
こんなときに、大、なんて、なんてやつ・・・・。あきれるやら、おかしいやら。
本当に皆さん大勢で来てくれて、有難うございました!
Sun Shipのファンがまとまって来ちゃったので、これで当分、普段のライブには閑古鳥が鳴いてしまうのでは、という一抹の不安もあるけど・・・・。ま、いっかー!!

前日から雨が降り続いて、これは客足がどうかなあ、と思った。一週間前から、天気予報とにらめっこの日が続いていたのだ。
お話をもらってから、実際のところは、いつものお客さん、知人友人、果ては私の職場の社長まで声をかけてご協力をお願いし(社長、済みませんでした)、ここまでで果ててしまい、一般の方々にお知らせする時間も暇もない状態での当日を迎えることとなってしまった。あ~・・・。
トリオトランは、ヘルゲ・リーエン piano、トルベン・スネッケスタ Sax、ラーシュ・アンドレアス・ハウグ Tuba、という構成、4/24~5/8の来日中、3度のライブが予定されていた。
一つ目は、4/26welcome-backで、足立宗亮さんGuitar、壷井彰久さんViolin、一噌幸弘さん笛、という構成の「AUSIA」というバンドとのジョイントライブ。これもなかなか興味深い取り合わせだ。二つ目は、千葉の成東市でのコンサート、そして三つ目が、4/30welcome-backで、Sun Shipとのジョイントライブ、という段取りだった。
彼らはwelcome-backのライブは二度目ということになるので、幾分事情がわかっていて、当日も大使館担当者のアテントなしで行かせるという話だった。
大丈夫かな、と心配していたら、前夜に店のスタッフから電話があり、用件は午後4時半の入り時間の確認だったのだけど、その際、スタッフから、トリオトランは2時半に店入りしPAなしで音を出したいと言ってきた、と聞かされる。ああ、そうか、ホテル泊まりだし、音を出す場所がないし、大変だなあ、と思った。むむ、向こうさんも気合十分、ってとこかな・・・。
4:30、店に着く。やってるやってる。トリオトランは音を出していた。でけーー。ピアノと、チューバの彼は、村上よりひと回りもふた回りも体の幅がある。(ちなみに村上の体重は90キロを超えます)サックスの彼は、スリムだが高い!一体何センチなんだ?
welcome-backのマスターが、私たちの到着を彼らに伝え、紹介してくれた。私たちは英語はあやしいので、通訳助っ人として、若くてかわいいUさんを頼んであった。
Uさんは、村上が某楽器店で教えているジャズピアノの生徒さんだが、留学経験があり英語はばっちり。たまたま店頭で英語の先生の募集を知り、かくして現在は英語の先生、という彼女なのである。
さて、ここからUさんの助けを早速借りるか、と思いきや、村上がでかい声で、単語同然の英語で私たちを一人一人指差しながら紹介し始めた。彼らには通じたらしい。私のことを「ワイフ」と言っていた。堂々とやっている村上に私は目がテン、になった。村上が英語(と言えるかどうかは疑問だけど)を使って外人さんと話すのを、20歳から37歳の今日まで一緒にいて、初めて見たのである。
村上というやつは、私が言うのは変かもしれないけど、まだまだ私の好奇心をそそる物を持っている。まったく、変なやつだ。毎日見ていて、まったく、オモロイやつだ。そう思ったら笑いがこみ上げてきた。
しかしこの後、いわゆる逆リハで開始することなど、込み入った話はさすがにUさんに通訳してもらった。すごいもんだ。彼女は本当にばっちりの英語だった。このうえ、にこにこと非常に笑顔が良い。若いっていいなあ、と思う。
サックスのトルベンに身長を聞いたら、197センチ、と答えが返ってきた。私と川崎とハルちゃん(川崎の奥さん)とで「ひえ~」と驚きの声が改めて出た。Sun Shipの面々は格闘技ファンで、折りしもK-1の試合をテレビで見たばかりだった。「レバンナより高いよね」「高い、高い」私たちはそんな風に話した。
Sun Shipと、トリオトランのCD、そして今回特別にWaniJazzBookの販売をする予定だった。ワニジャズブックとは、小さな小冊子で、ジャズを聞いてみない?といった気軽な感じで作られたもの。
Sun Shipのお客さんで、私の玉一蓑(Sun Shipとその関係の仲間のライブ告知を兼ねたフライヤー。ペーパー版と、ネット版がありペーパー版のみ挿絵や写真が入っています)にも挿絵を頼んだりしていたnagataちゃんが、nagataちゃんの周りのジャズ好きな仲間と作った小冊子だ。なかなかしぶい表紙もぐっと来る。一ページ、一ページ、好きなCDやレコードのジャケットに、文章が添えられ、とてもおしゃれで、いいかんじ。気軽ないざないの中にも、ジャズに対する思いが、文章の間にも現れている。そして、最後のほうにnagataちゃんの文章が載っていた。読んでみて、nagataちゃんが私たちになかなか見せようとせず、恥ずかしげに渡した理由がわかった。
これはSun Shipの事だ。
Sun Shipとその周辺の仲間達との出会い、それをきっかけにジャズにはまったことなんかが、素直でみずみずしい文章で書かれていた。そして、そのnagataちゃんが、仲間とこんな風にジャズを聞く人を増やそうとしている。そのことが、とっても感慨深い。
「なんだよう。こんないい文章書けるなら、挿絵じゃなくて、玉一蓑に書いて欲しいくらいなのに」私は思わず叫んだほどだ。ちくしょー。
今日スタッフとして手伝ってもらうハルちゃんと私とで、客入れの際出来たてほやほやの玉一蓑を配る。
オープニングには、渡辺隆雄tpが「ピカイヤ」というユニットで最近出したCDをかけてもらった。ナベちゃんを知っているお客さんにも、好評。Welcome-backのマスターからも「いいですね」と言われ、「前に一緒にバンドやっていた仲間なんです」というと「今度ぜひ紹介して」と言われた。ほほう、これは、ナイスな流れ。
今はなくなってしまったお店赤羽「ミスティ」のお客さんたちや、nagataちゃんのワニジャズブックの仲間達も来て下さり、会場は満席。会場全体が興奮していた。
私が軽く挨拶して、そこでSun Shipの登場!幾分緊張の面持ち?マイクを持った村上が挨拶しようとすると、マイクがオンになっていなかった。あれ?と村上がマイクを見て、出した第一声が、
「あぁー、出た出た。」お客さんは一斉にコケた。
Sun Shipはもちろんバリバリの演奏だ。川崎君も汗かきまくり。ベースが汗で濡れているのが遠くからでもライトの反射でわかった。おお~並木君も飛ばしているぞ。
●1st (SUN SHIP)今日の選曲はたまたますべて村上のオリジナルでした。
Mother’s dayTomorrowThe last eagleNatural
30分の休憩を挟み、今度はトリオトラン。
日本のお客さんは優しい。遠くから来たトリオトランを皆、笑顔で受け入れていた。これがまた、私には嬉しかった。片言で話してくれた日本語にも、暖かい拍手が何度も起こっていた。
透明感のあるサウンド、ボイスも入ったアレンジ、聞き手に、何やるの?といった、わくわく感を持たせるところがあって、上手だなあ、と思った。男前三人なのが、ちと、くやしい(うちも負けんぞ。・・・あれ、違う?)。
●2nd (Tri O’ Trang)
Free improvisation / by Tran’Cobra / by Torben not “Beethoven”Liker / by LarsFenkantgeneralen / by H.HartbergFerdig / by H.HartbergRutta tut / by HelgeFunky farmer / by HelgeMilongel del angel / by Astor PiazzollaArpeggioking strikes bad / Lars   EncoreL.A. Pop / Lars
ライブは大盛況。拍手もすっごく多くて、トリオトランも嬉しかったのでは。私は帰るお客様一人一人、にこにことお帰りいただいたのが、嬉しかった。
Welcome-backのマスターは上機嫌で、控えでウイスキーらしきものを飲んで真っ赤になっていた。マスターが飲んでるのは初めて見た。有難うを連発して何度も繰り返し握手を求められた。トリオトランは「アリガト、アリガト」と言い、私たち全員、一人一人握手して別れた。
帰りに、私の昼間勤めている会社の社長に、村上が「社長どうすか、CDおひとつ!」なんて、勧めている。
??
社長と村上はちゃんと会うのは今日が初めてのはず。随分親しげじゃないのよ。どういうこと?後で、「いつ挨拶したの?」と聞いてみたら、「トイレに入っとってな。大、のほうで」「え?」「コンコン、とノックする人がおって、出てみたら社長で、どうもお世話になっております、と・・・。おれ、あんな社長好きなんよ。」「でー!トイレで出会い頭かい!!」こんなときに、大、なんて、なんてやつ・・・・。あきれるやら、おかしいやら。
本当に皆さん大勢で来てくれて、有難うございました!Sun Shipのファンがまとまって来ちゃったので、これで当分、普段のライブには閑古鳥が鳴いてしまうのでは、という一抹の不安もあるけど・・・・。ま、いっかー!!

投稿日: 2001年4月30日admin